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ポッドキャストで学ぶ韓国語 "サランヘヨ・ハングンマル!" <第22号>
・オヌレ・ハングンマル022 ほめ言葉2
・らくらく韓国語勉強法:「聞いて真似する」まとめ(2010.6.3収録)
今回は、「聞いて真似する」極意の総論です。
最初にお伝えしたように、韓国語に対する愛情を動機として、一生懸命、聞き、聞いたとおりに真似するということ。この過程は決してあなどれない語学学習の中心的過程であり、もし私たちが赤ん坊ならば、その過程だけでも言語が習得できるというものです。
だから、私たちはできるかぎり赤ん坊のような心情で、柔軟に、無邪気に、恥ずかしがらずに、聞いて真似をするということを心がけるべきです。しかし、そのいっぽうでは、私たちは残念ながら赤ん坊ではなく、すでに別の母国語を持っている大人なので、特に(1)発音、(2)イントネーション、(3)語彙について、日本語との違いを自覚しながら、意識的に習得の努力をしなければなりません。これまで、その韓国語と日本語の違いをこの(1)- (3)の項目の順で、21回にわたって解説してきました。
○「ハナモゲラ語」はあなどれない
よくテレビでタモリさんが、「ハナモゲラ語」などといいながら外国語の物真似をしますが、あれは実は、笑ってすますにはもったいない重要な言語学習の模範なのです。その言語の、日本語とは違う発音の特徴をつかみ、リズムやイントネーションを物真似すること、それを中心の勉強として、そこに文法と語彙というデータを入れてあげること、これがズバリ言語学習の最短コースです。俳優の中野裕太などは、この方法でどんな外国語でも3ヵ月でマスターできるのだそうです...。^^;)
なぜ、私たち日本人が、中学3年、高校3年、大学4年とあれだけ学んでも英語を話せるようにならなかったか。まさにその勉強の中心と周辺を逆にしてしまったからだというわけです。
中心とすべき「聞いて真似する」をせずに、紙の上での文法と単語学習だけをしたために、日本人が英語を話そうとすると、文字や文法用語ばかりが浮かんできてしまいます。会話は、たとえば山の話をする時には、山を浮かべて話すのが本当なのに、日本人は「mountain」というアルファベットや「so-that構文」などの文法用語が浮かんでしまうので、話すことができないのです。これを「文字浮き現象」といいます。
○ストレス多い時期が絶好のチャンス
さらに、付け加えておきたいことは、この「聞いて真似する」ということができるのは、言語習得の最初のうちだけだということです。耳や口が慣れてしまうと、もう注意して聞くこと、注意して真似することができなくなります。韓国で長く生活している日本人が、必ずしも来たばかりの日本人よりも韓国語ができるとは限らないのはそのためです。
耳や口が慣れて、いわゆる聞き取れる人、話せる人になってしまうと、もうそれ以降は話の内容のほうに集中するので、発音、抑揚、語彙などは気にもできなくなります。そうなると、聞きたいように聞いて、話したいように話すため、それ以上、語学の水準が向上できなくなるのです。
最初のうちは、皆さん、韓国語を聞くのも話すのもたいへんなストレスですよね。しかし、逆にいえば、ストレスを感じる分だけ、細かい違いに注意を払えるのですから、正確な言語を習得する絶好の時期なのです。その時点でいかに誠実に「聞いて真似する」努力をしたか。それがその人の韓国語力を決定するといっても過言ではないでしょう。頑張りましょう!^^)/
※ 放送中に紹介したポッサムチェーン店
http://www.nolboo.co.kr/contents/brand/brand.asp?id=1
http://www.bossam.co.kr/menu_02/newmenu_01_1.asp
2010年6月 7日|コメント (0)|トラックバック (0)
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